溺愛パティスリー「Pantler パントラー」 元ロブション・日本人パティシエの繊細なケーキたち |
私がシンガポールに住んでいた5年間でも、いろいろな変化を感じましたが
美味しいブランジュリーや、お洒落なカフェが増えたなと感じていました。
パン屋とは呼ばず、フランス本場の味そのまま、と敬して
ブランジュリーと呼びたくなるお店、日本で人気のドンクやメゾンカイザーもあちこちに出来ましたし、
カフェはいわゆる、サードウェーブコーヒーと呼ばれる、淹れ方にこだわったお店に
若者が集まってはインスタに写真をあげる、そんな時代の流れがありました。
それでも、美味しいケーキ屋さんをみつける事は依然容易ではなく
日本のような繊細なケーキに出会う事は稀でした。
昨年、オフィス街の方に日本人パティシエのやってる店があると、耳にしてはいたのですが
まだベビーカーの娘が一緒だったので、なかなか金融街の方に出向く事がなく
よく調べもせずに1年経過・・・
今年4月、幼稚園ママ友と金融街のホーカーでランチをすることがあり、
その後初めて訪れました。
場所を調べるためにググると、
Pantlerの日本人パティシエ、森田さんは、
グランドハイアット東京のパティシエ、
セントーサにある「ジョエル・ロブション」のペストリーシェフを経て
2014年10月に独立された、という物凄い経歴が!!!
ミシュラン星の輝く名店中の名店、ロブションのコースの最後を飾る
デザートを任された腕前のパティシエが作るケーキとは・・
期待を胸にお店へ。
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お店は「Pantler パントラー」
お店の場所はTelok ayer 駅とタンジョンパガー駅のちょうど間、Telok ayer street沿いにあります。
Telok ayer駅からお店まで、5分ほど歩くだけで、シンガポールが
様々な民族のるつぼであることを体感できる通りです。
ナゴールガルガー寺院というムスリムの寺院を過ぎ
シアン・ホッケン寺院(シンガポール内で最も古い中国寺院のひとつ)を過ぎ
いつもインド人が礼拝に集まっている、モスクの横がPantlerです。
扉をあけると、ショップハウス独特の長細い空間が奥に続いており、
ショーケースとテーブルが奥に向かって置かれてます。
空いた時間に撮った写真ですが、この小さなカフェがいつも満席なんです。
一番のピークは12:30から2:00(ひゅー子調べ)
アモイフードセンター(ホーカー)もすぐ近くにあるので、お昼を済ませたビジネスマンがそのまま
ケーキと珈琲を求めて次から次へと入ってきます。
わたし、シンガポールでこんなに客足の途絶えないケーキ屋さんは他に見たことがありません。
ショーケースを見ただけでワクワクが止まりません。毎回真剣に迷います。
記念すべき、初めてお友達4人で言った時の一枚。
私が選んだグレープフルーツのタルトは勿論、一口ずつもらった他のケーキも
衝撃的に美味しくて、「なんでもっと早く来なかったんだ!!!」
と自分の空白の(?)2015年を悔やむほどの衝撃と感動でした。
その日から、すっかりパントラーにハマり、
「全種類制覇する!!」を公言してパントラー通いが始まりました。
週2で通ってた時期も(笑)
もともとモンブラン好きというのもありますが、何度もオーダーしたモンブラン。
モンブランと言えば断面図。これまた美しい~!!
甘さ控えめのマロンペースト、中のクリームの間には角切りの栗、
そして紫色の土台。はじめ、紫芋なのかな?と思ったけれど
カシスのような・・?甘いクリームと一緒に食べると絶妙です。
自宅で食べた時、パープルパラディッシのお皿に乗せたら
これ以上なく色目がマッチして一人で嬉しくなりました。
こちらのケーキの名前は「Yatsura やつら」。
グランドハイアット時代に、飛ぶように売れた人気商品だったそう。
それを親しみをこめて、ヤツラ、と命名したというストーリーのあるチョコケーキ。
下からヘーゼルナッツの生地、カリカリのクレープ生地、チョコレートムース、
上には艶やかでなめらかなコーティングチョコが重なっています。
ぬらりとしたチョコのまったり感、ムースの優しさ、さくさくと小気味よいアクセント、
口の中で様々な食感が楽しめ、チョコレートなのに全然重くない。
Pantlerのケーキはどれも、様々な食感の層が重なって、
ケーキの四重奏や~と彦摩呂風につぶやきたくなります。
珈琲党ですが、フルーツを使った酸味のあるケーキには紅茶が合うので
ケーキに合わせて紅茶をチョイス。
Pantlerの紅茶は、クリッパーティーのティーバッグがポットで出されます。
飲みきれないくらいたっぷり。
この白いケーキは、「Citron Blanc」 シトロン=レモン、ブラン=白、名前からして
さわやかなチーズ系のケーキです。
チーズムースの下にはレモンカスタードが隠れてます。
私の一番のお気に入りはPuits D'amour ピュイ・ダムール。
他のケーキに比べて見た目は地味ですが、これも、見た目から判断できないほどの
いくつもの食感のハーモニーが楽しめるんです。
うすーくカラメリゼされた表面の下は、とろとろふるふるのカスタード、
そこに隠れたバナナのフィリング、外はクリスピーなざっくりパイ生地。
何度食べても飽きず、わたし、これは毎日食べられると思う。
全種類制覇する!と意気込んでお店に来ても、
やっぱり今日もピュイダムール・・・という日もちょいちょいありました。
通っていて、全制覇は無理だ。。と気づいたのは、時々新製品が表れるのに気づいた時です。
そりゃそうですよね。
初めのころにはなかったキンカンが乗ったケーキ。ピスタチオとの組み合わせが面白かったです。
友達にも、しょっちゅうパントラーにハマってると話してたのですが、
そうすると集まりの時や手土産に、お友達が「好きだって言ってたから」と買ってきてくれる事が
幾度となくあり、とっても嬉しかったです。
お持たせによいクッキーは、3つの筒がちょうど入るボックスがあります。
パウンドケーキも、型をスリムにするだけでこんなにお洒落なんだと気づかされました。
パントラーは、朝8:30から開いてます。
だから、お昼の集まりにケーキを手土産で買っていきたい時も、何かと使えます。
最後には、朝活もパントラーで♪
パンやペストリーもあるので、朝からケーキの気分じゃない友達も大丈夫。
ショーケースの左上に、
オーダー主のピックアップを待っているホールケーキが並べられていました。
ホールケーキは、どうゆうケーキで、どれくらいの値段になるか、森田パティシエと
直接相談できます。
わたしも、ぺーのお誕生日にメインは自分で作り、大人用でタルトをホールで
オーダーしました。
最後にパントラーで朝活したお友達は、私と同じくパントラーが大好きでした。
娘ちゃんの1歳のお誕生日会をお友達ファミリーと合同で開いた様子が
facebookでシェアされ、そのケーキが素晴らしくて素晴らしくて!!
どこでオーダーしたか聞いたらパントラーと。
私は参加してないパーティですが、パントラー記事にどうしても載せたくて、
お願いしてブログで紹介させてもらいます。
「シトラスガーデン」をテーマにしたパーティ、そのパーティのテーマどんぴしゃで
大人可愛い2段ケーキに、写真を見ただけでキャーキャー言ってしまいました。
森田シェフの得意とする飴細工、シンガポールの気温と湿気だと長いことキープできないので
会場で森田シェフが自ら設営、飴細工を作って完成させたんだとか。
見た目もさることながら、お味も中にフルーツのコンフィチュールが入って
流石のお味だったそう。
パントラー、
シンガポールNo1!!!、と言い切ってもいいくらい
素晴らしいパティスリーです。
タンジョンパガーで働く旦那様、お土産で買って帰ったら
パパの株があがると思いますよ~♪
Pantler
198 Telok Ayer Street,Singapore, 068637
tel: 6221-6223
月~金 08:30~19:30
土 10:30~17:30
日曜休
ちなみに、パントラーの横のパーティショップは、使い捨てのパーティカップなどが
安く買えます。
その横の、漢字が書いてあるお店は「My awsome cafe」という古いショップハウスを
リノベーションした今どきカフェ。
気になってたけどいつもパントラーに入ってしまって、行けず仕舞だった~
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yukoさんのブログ、大好きで毎日見てるのですが、何となく旬を過ぎちゃった感があるのが正直な所です。早くハノイのブログが見たいです!!
私も最近ラーメンが食べられなくなってきました。特に豚骨は胃にもたれます(泣)
率直なご意見ありがとうございます!そうです私はもう過去の人・・しぶとくシンガポールブログを綴っていますが全部過去形だし、備忘録っていうには過去すぎますよね。^^; ナウなイベント情報もつかめないのが寂しいです。
ハノイブログは今骨組みを作ってるのですが慣れないwordpressで始めてしまったので、もう躓いております・・汗
事後談やコマーシャルっぽいのがおおくて、最近なんだか残念です。
こんにちは、以前もコメントを頂いた事ありましたよね♪ありがとうございます!
私が書く前からも、日本人奥様はちょこちょこいらしたので、もうみんな知ってるかなと思いながら記事を書きましたが、大好きなお店なのでこれでパントラーのファンがもっと増えたら私も嬉しいです^^
ハノイでまだ美味しいケーキに出会えてませんが、頑張って探したいです~