どこかにご飯を食べにいっても、普通においしいものが食べられる昨今
何か強烈なインパクトがなければ(ひっくり返るほど美味しかったとか、見たことないとか)
ブログやSNSで書く人以外から、聞かれてもないのに自ら「あの店が良かった」と
勧められる事はあんまりないのですが
半年ほど前、本帰国直前の友達と、また別のお友達2人から
「リトルインディアの
マスタードって店知ってる?この前行ったんだけど、そこの海老ココナツカレーが
すごく美味しかったから行ってみて!!」と、数日違いで同じことを立て続けに言われたものですから
「そんな人に言わずにおれないカレーなのか・・・気になる」と旧正月休みに家族で早速行ってみたのです。
結論から申しますと・・・
激・オススメ! これは人に話したくなる!カレーでございました!!!
あまりに気に入り その後5か月の間に4,5回行きましたし、
お友達にも「最後の晩餐はマスタードのカレーがいい!」と宣言していた程でした。
いきなり期待値をここまであげて写真を載せないのもナンなので
まずは この店の代名詞とも言える、その海老ココナツカレーを
ドン!!!
ココナツをくりぬいた器で出てくる、見た目からのインパクトがまず凄い!!!
これがテーブルに運ばれてくると、どこのテーブルからも「おお~」とか「わぉ~」とか
声があがってました。
と本命を明かしたところで詳細に・・
お店の場所はリトルインディア駅E出口からすぐ、徒歩3分くらいです。
E出口のエスカレーターを上りきって、上ってきた方からくるっと回れ右し、Race course road沿いに進みます。
Race course rdには、インド料理やが並んでます。
リトル・インディアはまさにインドで、インド人が右手でお食事している店も多く見かけます。
Race course rd にある店は比較的キレイ目・観光客も入りやすい雰囲気の店が並んでると思います。
Mustardからもうすこし先には日本のガイドブックには必ず掲載されてるバナナ・リーフアポロもあります。
お店はさほど広くなく、人気で満席な事も多いので予約は必須です。
メニューを開くと、Mustardの店名の由来などが書かれており、その次にはインド地図が。
Mustardはベンガル・パンジャン地方の料理だそうです。
国土の狭い日本だって西と東じゃあれだけ違うのだから(ケンミンショーを見ると同じ日本なのにビックリする事が度々)、
ひとくちにインド料理と言っても、簡単に語りつくせないくらいの違いがあるんだろうなぁ。
私にはどの地域の料理がどうとまでは語れないのですが
分かることは、Mustardのカレーは辛くない!!
私は辛すぎるのは苦手なので、インド料理は店・内容によっては辛すぎて全部食べられない事もありましたが
Mustardはいつも完食してました。
ココナツ海老カレーは子供達もばくばく食べるくらいマイルド。
メニューは文字ばっかりなので、多少メニューとにらめっこする必要はありますが5ページくらいなので
そこそこ判断がつきます。(以前各地方のインド料理が15ページくらいに渡っていた時は匙をなげたくなった)
ココナツ海老カレーは Chingri Maacher Malai Curry $18.90
「プラウン・ココナツカレー!」で通じると思うけど
律儀にもメニュー通りに
「ち、ちんぐり も・・まああちぇぇ ・・」と読み上げていると
誰もが頼むシグネチャーなこともあり、ハイハイと分かってくれます。笑
ビールはハイネケンのほかに、インドのビール kingfisherがあります。330ml$8.2、この660mlは2杯分で$13.90
飲み口が軽く飲みやすいビールでした。
カレーに欠かせない、ナンやビリヤニ。
よく頼むのはマトン(羊肉)のビリヤニ。マトンがビーフのように柔らかくパラパラご飯が美味しいです。
プラウンココナツカレーは、マイルドなのでナンを合わせるより味のついたビリヤニをお供にすると
より美味しい気がします。
ここでもう一度プラウンココナツカレーをば。海老がごろごろ入ってます!
ココナツクリームにシナモン・クローブ・カルダモンのスパイスが入って
海老のうまみも感じられ、すべてがバランスよくマイルドにまとまってる感じ。
最後は柄の長いスプーンで中をごりごりしてしまう位好きです。
ひと皿で、3-4人くらい分かな?
奥のナスの一品は、焼きなすみたいで美味しかった!
ビリヤニのページの上のほうに載ってる、Bhajasという所にあります。
Bhaja は揚げた、という意味で野菜揚げ物サイドメニュー。
Beguni(eggplant) ・・ナス
Kurkuri Bhind(Lady finger) ・・オクラ
オクラはさくさく揚げのようでボリュームおつまみ!
サモサもボリュームたっぷりです。
写真はないですがチキンマサラなども辛すぎず美味でした。
全体的に日本人の口にも合う、辛さマイルドな料理が多くハズレなし!
お料理は美味しいマスタードですが、ひとつイケテナイことが。。
それは、混んでると料理がサーブされるのがめちゃくちゃ遅く、かなり待たされること。
混んでて待つのはどこでもある事なので気にしないのですが、
ここはひとつのテーブルのオーダーがすべて作り終わらないと次のテーブル分に
取り掛からない事が数回の訪問で分かりました。
だから、あちらの団体客が一足先にオーダーをとってしまったら悲惨です。
ドリンク以外何も出てこず30分・・
日本人としたら、居酒屋のように、つまみ系が一品でも出てきたらそれをつまみに待てるのに・・
他にお客さんがいたら、とにかくオーダーはお早目に!!が吉です。
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美味しくて日本では滅多に食べられない、
見た目にもインパクトがあって
アクセスも良いので
旅行でシンガポールに来られる方にもお勧めです。
実際、Mustardを知ってからというもの
知人からシンガポール旅行に際してお勧めを聞かれたら
必ずここを候補のひとつに上げています。
この半年、家族やいつもの友達と食べにいった他には、
日本からいらしたゲストをお連れした事も。
そのゲストとはその日が初対面でして
なんと・・何度か訪れたシンガポールでシンガポール料理にはまり
日本でご自身の仕事の傍ら、シンガポール料理の教室まで開いていらっしゃる、シンガポール愛に溢れたお方なのです。
ブログで拝見する限りやコメントのやりとりでも、お料理があまりに本格的で
サンバルチリ(ラクサに添えてあるあのチリ)までご自分で作られるとか・・
日本食で例えるなら、外国人が出来合いのごまドレッシングを買わずに、
自分で胡麻をすって、味噌やら出汁やら調合して作っている感じでしょうか。
だから私は挨拶のすぐあと開口一番に、シンガポールに住んだ事があるのかもう一度確認したら
シンガポールに住んだ事は一度もないと。
わたし、シンガポールに5年間住んでいたのにひとつもまともにシンガポール料理を再現できませんけども・・・汗
ハンターさんとは別に、先日私がシンガポールを離れた際に頂いたコメントでも
既にシンガポールを離れた方や旅行で訪れた際にブログを見つけてくださった方が
シンガポールの今を知ろうとその後もブログを引き続き読んでくださっていることに驚き
それだけシンガポールが人を惹きつける力のある街なんだと嬉しくなりました。
初めましての海南鶏飯ハンターさんご家族は、想像していた何倍も素敵なファミリーで
息子くんも物知りで賢く、お会いしてすぐにすっかり打ち解け楽しい時間でした。
毎年シンガポールにいらしてるので、また来年もシンガポールでお会いしましょう!!と言いたかったのですが
初めましてでハノイへの転勤を打ち明け、ええええええとのけ反らせてしまいました。
でも!来週義実家から戻る途中に京都で途中下車し、ハンター一家を再会が叶う運びになりました。
マスタードでご馳走いただいた借りをお返ししなくては!!
シンガポールがつなげてくれたご縁、大事にしていきたいなぁと思います。
そして最後は(半分)宣言どおり、引っ越し作業の前日に
お二方ともシンガポールの最新お洒落なスポットを誰よりも早くアップしている
隠れたカリスマブロガー!!
どちらも私が二人のファンで、会いたいと申し出たのが始まりだったな。
ブログをやっていて良かったことは、ブログを通じて広がる出会いがあること。
ハノイはブロガーさんも少ないけれど
良いご縁があるといいな
Mustard マスタード
32 Race course road, Singapore, 218552
(Little India E出口から徒歩2分)
tel 6297-8422
Sunday to Friday:
Lunch: 11:30am to 3:00pm
Dinner: 6:00pm to 10:45pm
Saturday:
Lunch: 11:30am to 4:00pm
Dinner: 6:00pm to 10:45pm
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